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裁判官の夫>夫婦の時間

「充(あたる)さん、忍さんを部屋連れて行って
あげて下さいな♪」

 さて、娘から譲られた場面でわあるけども、
1人でわどうにも、重・・・かったが、娘が
どくと、妻が軽くなっている?

 不思議である!(以前より軽いが、まだ重い)

 軽くなった妻を抱きかかえて、妻の寝室へと運んだ。

 妻を布団の上にと座らせると、まるで『ころん♪』と
音を立てるように横にと倒れて、そのまま枕を抱えて、
私に背を向けるように、寝返った。

我が娘、再び登場

「一人にしてあげて♪」

 私に背を向ける妻の頭を、軽く撫でてあげようと、
手が妻の髪に触れる瞬間に、娘に優しく言葉をかけ
られた。部屋の入口に、しだれかかる我が愛娘が、
寂しそうな顔で、言うのである。しかし私には、
娘の優しい言葉に対して、まるで電撃が走ったと
言う感じで、反射的に、妻の髪を撫でようとした
手を引き、よそよそしく妻の部屋を、後にした。

(なぜ、夫婦なのに『二人きっり♪』が、駄目なのだ!)

どな、どな

「さぁ~♪、さぁ~♪」

 風俗店の店前で、磯巾着(いそぎんちゃく)の
触覚の如くに、私の手を引く女性達ならば、振り
切れるのだが、不思議と娘の腕を振り切れず・・・。

『どな、どな、どぉ~なぁ~♪どぉ~なぁ~♪』
っと、娘に連れて行かれる私は、自分を客観的に
見ても、とても惨めな思いである・・・。

 そもそも、なぜ布団の上にと横たわっている
『あざらし(妻)』より、私の方が惨めな思いを
するのだ!悲しい想いをしているのは、わが妻で
あって、私でわない!

 そう、自分に言い聞かせる程に、自分が惨めな
思いに成る。

妻の状況を解説

 妻は、御酒を飲んできたようである。何があったかは、
知らないが、酔っているようである。

 今晩の妻は、私と娘が作った餃子を食べないらしい。

 「おやすみなさい・・・」

 声を発さず、言葉だけを残して私は、妻の部屋を出た。

 ・・・娘に連れられて。

『どな、どな、どぉ~なぁ~♪どぉ~なぁ~♪』