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墨(すみ)への着火と、暖の維持 - 序に食事

墨(すみ)の扱い

 一般には、野営での調理で使われる事が多いが、火が付き難い事が問題視される。

・問題点
 ・火が付き難い。
 ・消化の確認も行い難い。
 ・発光性に欠ける。
  ・明り取りには、向かない。

・利点
 ・薪(まき)や紙よりも、持続性が高い。
  ・長時間、火と暖を維持する事が可能。
 ・引火され難いので、他の燃料よりも、安全(管理)性が高い。
 ・煙が、圧倒的に少ない。
  ・周辺に、煙の関係で迷惑を発生させ難い。
 ・臭いも少ない。

実験

 今回は、炭火用の小型器を用いて、各種の実験を行った。

ファイル 3782-1.jpg

・課題
 ・墨への着火
  ・液体
   ・市販の Lighter 用液体燃料 - 揮発性が高い。
    ・100円均一で売られているような物。
  ・個体
   ・Gel状
    ・100円均一で、一袋に三つ入ってような物。

結果

>墨への着火

ファイル 3782-2.jpg

 Lighter 用液体燃料だけで、墨への着火を試みたが、墨が十分に着火する前に、燃え尽きる傾向に有る。

ファイル 3782-3.jpg

 つまり、着火だけならば、Lighter 用液体燃料は、優れていると感じられるが、墨で火を熾す場合には、燃焼性が高い分、燃え尽きるのも早いので、不向きと判断。

 よって、墨への着火には、Lighter 用液体燃料だけだと、困難と成るので、他の燃焼材が求められる。

>墨の扱い
 蒔き(まき)と異なり、煙が少なく、室内や天幕内で、暖を得るのに向いている。

 また、着火後の燃焼を持続する時間が、とても長い。

 火力的に劣り、高温を必要とする(炙り:間接的に火を当てる)料理に向かないが、じゃがいも、薩摩芋など、焙り(直火)焼き調理に向いている。

 逆に、火の管理においては、『消えている事を確認するのが、判り難い』ので注意が必要と成り、「(あ)土に埋める、(い)灰にならかった墨を、水に付ける」等が求められつつ、飛び火の恐れが無い場合は、放置をする事で、暖炉(日本の文化では、囲炉裏、火鉢が該当する)に成る。

>食事
 今回は、『(あ)燃焼の時間を調べつつ、(い)どのような料理が行えるのか』を調べた。

 また、今回は、火加減(主に、墨の料の加減)に慣れておらず(小さい墨を、数個だけ使った)、墨の量も少なめで行っていたので、比較的に初めに火力が強かったが、徐々に弱火を維持する感じと成った。

 それでも、火種を持続する時間は、大きめの墨(約五cm 四方:途中で割れて、小さく分割されるに至った)で、一時間程度を維持する事を確認。(「墨の質にも、影響される」と思われる)

一、缶詰を温める
 これ迄の僕における生活では、「缶詰を温める観点が無かった」が、YouTubeで、温めている人が居たので、試す事と成った。

 ア.缶
  一般的に、蓋を開けてから、温める。

  ・つな缶
   油分で漬されている事が多く、「それが高温に成ると『ぱちん』と、時々に跳ねる事が有る」ので、火傷に注意が必要。

  ・とうきび(粒)
   液体に漬けられている事が多く、その液体も汁と成り、普通に温められる。

   また、『温まると、冷め難く、保温性も高い』ので、寒い時に手(温め方にもよるが、過剰に温めた時には、直接に触れると、火傷する原因と成るので、留意)を温めながら、ゆっくり食べるのに適するのかと想われる。

二、網焼き
 ・茸(きのこ)類

  今回は、市販の茸を試す事と成り、半生(焼きが不十分)でも普通に食べたが、特に問題も無かった。

 留意点
  自然に生えている茸を調理する時は、「消毒を兼ねて、完全に火が通る方が良いのかと想えるが、物質的に毒性を有する物には、効果が無い」とも想える。

 ・ねぎ、なす
  『焼きなす、焼きねぎ』に挑んだ。

 『焼きなす(一本を縦割りで、半分に行った物)』は、火力の不足で、中心が半生と成ったが、それなりに食べれた。