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もう一人の娘

何気ない一日と風呂

 何気ない一日と言うのは、意外に貴重である。
世の男性などが、便所に篭る気持ちも解るが、
女性も同じ心境を抱くことが有るのだろうか?

 そう思いながら、風呂で頭を洗っている時に
いつもならば無音で忍び入ってくる娘や妻が、
にぎやかに奇襲の如く登場した!

もう慣れているけども・・・

 日々に入って来る訳でもなく、忘れた頃にと
入ってくるので、毎回に、どき♪どき♪とさせ
られる。

 が♪、変である!

 一人は、我が愛娘の声だが、もう一人が妻の
わりには、声が高く若い!?

 え?

 「お湯を、かけてあげる♪」

 っと不明の女子が、頭を濯(すす)ごうと、
盲目的に風呂桶を探しているの肩に手を置いた。

 「っあ、あぁ・・・。」

 その女子が誰なのかを考えるより、「何が
生じているだ!?」っとの思いが、先走って
おり、むしろ怖い・・・w

 さばぁ~♪、さばぁ~♪、さばぁ~♪

 大抵が、三回もかけてもらえれば、視界も
回復するのだが、目前の鏡が曇っているので、
後ろが確認できない。

 きゅ♪、きゅ♪

 Wiper(ワイパー)の如くに鏡をこすって
私の背景を確認すると・・・!

っうっわ!?

 愛娘と並んで、背後に中腰でいるのは、
我が妻でもなく、知らない子!?

 「っえ!?、っえ!?、何!?、え!?
  なに、これ?(どっきり?なのか!)」

 うろたえ問う私に愛娘の快心な返答!

 「これは、友達の『おっぱい』♪」

 『むぎゅ♪』っと、不明な女子の乳房を
鷲掴みしてみせた!

 「えぇ~、えぇ~♪、ちょっと解んない!」

 まるで女子高生が、理由も解らず突然に
叱責をされて、慌てるかの如く、女々しい
私の声が、風呂場内に響く・・・。

偵察に参りました?

 「御噂を、常々に聞いております♪」

 「っえぇ~?!」

 「今日は、私が品定めに参りました!」

 我が愛娘と性格的に変わらないか、それ
以上だと思える、この女子は、誰なのか!

 っとまで問うのも、やぼなので・・・。

 「何で、二人で入って来たのだぁ!?
  忍さんに見つかったら、死刑を宣告
  され、即座に執行されつつ、『私は、
  民事の裁判官だから、死刑の執行が
  下手かも♪』とか言って、忍ぶさん
  自らの手で私が・・・・」

 「何を、大げさな・・・w」

 「面白いね、あんたの御父さん♪」

 「いいから、出て♪出て♪二人とも!」

 鏡の前に座っていた私は、立ち上がり
そのまま後ろを振り向いて、両手を使い
『っし♪、っし♪』っと、追い払おうと
すると・・・

 「どうよ?、どうよ♪」

 「確かに、小さ目かもね♪」

 「うっそ!、やっぱり!、どうしよぉ~?」

 「あ、あのぉ~、何が大きいのかは、
  解りませんが、お風呂場から出て
  頂きたいのですが・・・」

 「いや、大きくないって!、小さいって♪」

 「使う時に、妻にとって適度な大きさに
  成れば、問題ないのだぁ!」

 ・・・っと、偉そうに、両手を腰にと
当てて、えばってしまったのだが、今の
私には、その両手、もしくは、最低でも
片手を使って、隠すべき部分がある事を
まだ認識してない。

 「そっかなぁ~♪、御父さん、ここに
  入れるんだよ?、ここだよ?」

 しゃがみ込んだ見知らぬ女子は、蹲踞の
格好をして、さらに小股まで開いて見せた。

 「え!?、違うから!、違うって!!」

 っと言うものの、面白、おかしくて、
引きつる、下っ腹を抱え込み、爆笑して
うずくまってしまった。

 「それは、さすがに私も違うって思う!」

 っと、我が愛娘も、驚きを隠せないが、
その正体不明な女子を連れてきたのは、
お前だ!

 「っだ、だめだ・・・笑いが止まらん!
  御腹が引きつって痛い・・・くくく♪」

 うずくまり、ひく♪ひく♪としてる私。

 「ここ、笑う所じゃ、無いんだがぁ~!」

 もはや不明女子の言葉など耳に入らん!

 「そうそう♪、女子にとって神聖な部位♪」

 我が愛娘よ、お前の論理は、間違って
ないのだが・・・。

 「そう言う問題じゃない!、わいせつ物の
  ちんれつ罪だ!(我慢して、真剣に・・・
  いや親権的に怒る事を演じたいのだが)」

 「腹が立つのは、十二分に解るのですが、
  現状において立のならば別の物にされて
  頂きたいのですがぁ~♪」

 この小悪魔は、いったい何者じゃぁ!!!
我が妻の隠し子であっても、むしろ驚かんぞ! 

 「この子、私の親友♪」

 「そう言うことに成ります、お父さま♪」

 『違ぁ~うぅ!!、そうじゃなぁ~い!!
  そうじゃないんだ!、何か違うんだ!』

 この腹底から、そう叫びたい心境すらも
笑いで引きつる腹痛が、押さえ込んでいる。

 「解った、解ったから、っね♪っね♪」

 ・・・そう、もはや私は、小娘二人にと
愛嬌を振りまいて、御願いをする程度しか
(精根が尽きて)行えない状況にある。

 「むむむ♪、男らしくない!」

 「でも、私の製造加担者ですから♪」

 「ふむぅ~♪」

 「まぁ♪、まぁ♪、ここは、髪の毛でも
  洗いながらぁ~♪」

 「ふむ♪ふむ♪」

 私は、その話の進行を聞きながら、やむを
えず、湯船にとつかる。(ここで、すぐにと
風呂を自ら出て行かないのも、男の性である)

愛娘の相棒?

 この二人は、どうやら今日初めて出会った
らしいのだが、なぜか意気投合して我が家に
連れて帰ってきたらしい。

 なぜ?